転職成功者インタビュー

株式会社ファーストコネクト
池上斉弘さん(企画部マネジャー) 34歳

「北海道に最高のベンチャー環境を創る」という想いから地元北海道へのUターンを決断。

大学卒業後、東京でデジタルマーケティング支援のベンチャー企業に就職した池上さん。新卒入社当時に約300人だった社員数は、事業の発展とともに飛躍的に増加し、在籍10年間で約2,800人にまで成長する。経営企画・事業企画領域で活躍していた池上さんは、当時最年少で執行役員に抜擢され、事業成長を肌で感じながら貴重なファーストキャリアを経験した。

「同じような成長のダイナミズムを実感できるベンチャー環境を地元の北海道に生み出したい」と考えた池上さんは、Uターン後に転職活動を開始。しかし、自分の想いを実現できそうな企業にはなかなか出会えず、起業も視野に入れ始めていた折、偶然リージョナルキャリア北海道の存在を知る。

池上さんの想いに共感した担当コンサルタントはファーストコネクトを紹介。同社にジョインし、企画部のマネジャーとして人事採用活動全般に従事している池上さんから、今回の転職活動についてうかがった。

※本記事の内容は、2024年5月取材時点の情報に基づき構成しています。

過去の
転職回数
0回
活動期間
エントリーから内定まで252日間

転職前

業種
デジタルマーケティング
職種
執行役員
業務内容
人事(採用、組織開発、人材育成)

転職後

業種
医療福祉領域に対するHR/DX/マーケ支援
職種
企画部マネジャー
業務内容
人事採用領域を含む企画領域全般

ベンチャーの成長のダイナミズムを、北海道の人々に提供したい。

現在のお仕事はどんな内容ですか?

ファーストコネクトは、北海道発の成長ベンチャー企業として、歯科・介護・医科業界に対するHR/経営/DX支援サービスを提供しています。

特に歯科医師や歯科衛生士をはじめとする歯科領域の人材紹介事業では数年で国内トップを達成、その後も成長し続け、現在は求人広告も合わせた歯科HR領域全体でも国内トップに拡大しています。

私はこの会社で事業全体に関わる横断的な業務を推進する「企画部」のマネジャーを務めています。この部署には新規事業企画、既存事業の推進、マーケティング、ブランディングなど数多くの機能が含まれていますが、私は人事採用企画のプロジェクトに現在は従事しています。

具体的には、新卒・中途の求職者に対して当社の成長ステージを効果的に伝え、また具体的な職務の魅力を伝える求人の作成やカジュアル面談、人材紹介会社との連携強化施策など、各種採用マーケティング施策の戦略立案からオペレーション改善の実務まで幅広く担当しています。

急成長中の当社にとって、優秀で意欲的な人材の採用が事業活動において不可欠である、というのは会社としても強く認識しており、その重要性を感じながら日々仕事にあたっています。

入社前のご経歴を教えてください。

東京の大学を卒業し、主に国内大手企業向けにWebやSNSなどのデジタルマーケティング領域を支援する会社に就職しました。

入社当初から既存事業の推進・企画領域に携わり、3年目からは経営企画部門も兼務して各事業の業績・KPI管理や予算編成、IR資料作成、M&Aなどの業務を担当しました。

その後は主力事業の企画部門責任者として、サービス企画、営業企画、広報、マーケティングといった領域もマネジメントとして関わり、最後の3年は新卒特化型の人事部門の責任者として、累計1,400名の新入社員の採用・育成・オンボーディングに携わりました。

前職は私が入社した時点では約300人の規模でしたが、在籍した10年間で売上は3倍以上に伸長、また新卒社員を毎年400~500人採用するなどして社員数は2,800人規模にまで増加。東証一部市場(現:東証プライム市場)への上場も果たすなど、急成長の過程を体験できました。

転職のきっかけは?

前職の会社のことを心から好きであったことが理由です。約300人の「ふつうの会社」が東証プライム市場に上場するまで進化する、このベンチャーの成長過程を肌で感じられたことは幸せでした。

もちろん周囲の支えやサポートがあったことは前提ですが、若くして部門長や執行役員といった責任あるポジションを任されたこと、またM&Aのような刺激的なプロジェクトを経験できたことが、私のキャリアの血肉となったのは間違いありません。

前職を辞める時も周囲から「会社史上、お前ほどこの会社を楽しんだやつはいないよ!」と言われたほどです。

素晴らしい仲間たちに恵まれた環境から離れることに大きな寂しさが伴いましたが、35歳という年齢の節目を迎えることを機に、生まれ育った北海道の社会経済に対してより直接的に仕事で貢献していきたい、自分が体験した成長環境を地元に築きたいと考えるようになり、転職活動に踏み切りました。

転職活動はどのように進めましたか?

前述の経験から、自分は北海道の地で成長を目指しているベンチャーを軸に企業探しを始めたのですが、正直なかなか見つけることができませんでした。

いわゆる北海道での仕事は東京本社企業の支店や研究拠点、オペレーションセンターといったポジションが多く、またベンチャー企業があったとしても、人事や事業開発といった本社機能は東京が中心に集約されていたり、フルリモートで全国から勤務していたりする会社が多かったのです。

選択肢がない以上、「もういっそ自分で起業するしかないかな」と考えていた時、たまたまリージョナルキャリア北海道の存在をSNS上で発見しました。

地元情報に強い転職支援会社であれば、自分の求める会社が見つかるのではないかと感じ、コンサルタントと接触して、私の転職に関する想いや「バリバリやっていけるようなポジションがいいです!」という希望を率直に伝えしました。コンサルタントには私の希望を十分に理解いただき、複数企業の紹介を受けました。

今の会社に決めたポイントは?

何社か紹介いただきましたが、「北海道に最高のベンチャー環境を創る」という私の思いに合致したのがファーストコネクトです。

事業は継続的に拡大しており、今後のさらなる成長も見込める。ファーストコネクトなら自分が前職で味わったような、成長のダイナミズムを体感できる会社が本社の札幌=北海道を中心につくれる、と思って転職を決断しました。

優秀で意欲的な人材の採用が今後の事業成長には不可欠。

転職していかがですか?

入社して改めて実感したのは、この会社のビジネスモデルがとても面白いタイミングにあるな、という点です。ファーストコネクトは、歯科業界特化型の人材紹介サービス「ファーストナビ」を軸に成長を実現してきた会社です。

現在はサービス領域を介護・医科領域に拡大し、また人材紹介だけでなく求人広告やマーケティング支援、DX支援など、事業が多角化するフェーズにあります。今後の成長に向けた様々な取り組みが進められていると実感しています。

転職して良かったと思うことは?

ベンチャーでの働き方、動き方は自分のスタイルに合っていたと感じます。意思決定が早く、すぐに具体的な施策が動きだす。新しい取り組みが週次、場合によっては日次で始まっていく。Aの道を進んでうまく行かなければBへ、とする軌道修正も非常に早い。そういった仕事の進め方は、まさに自分が求めていた環境でしたので、とても相性が良いと感じています。

一方で、ベンチャーだと何事もゼロから業務を進めないといけないイメージがあるかもしれませんが、そうではありませんでした。これまでの経験やナレッジをきちんと積み重ねているので、何かを始めようとする時、参考にできる事例が豊富にありました。

多少不遜な言い方ですが、前職では人事を含めて多様な業務領域を担当してきた自負はありましたが、そんな私でも「これは知らなかった」「こういうやり方があるのか」という発見が結構あるんですね。新しいことを始めるだけではなく、今の会社から学ぶこともたくさんある、そのバランス感がいいなと感じます。

困っていることや課題はありますか?

「自分が感じているファーストコネクトの面白さをもっと多くの人に伝えなければ」、と思っています。私は運良くリージョナルキャリア北海道のサポートで当社とマッチングできましたが、より多くの方に認知されるような採用広報・マーケティングの取り組みを強めていきます。

学生や転職者の方が「地元の成長力がある会社で仕事をしたい」と思っても、志向に合う会社を発見できなければ、首都圏など道外に転職してしまいます。それは北海道という魅力ある環境のなかで機会損失を起こしているといえるでしょう。当社のユニークさを多くの方に伝えるため、あらゆる手段を尽くしていきたいと考えています。

生活面の変化はありますか?

おかげさまで仕事だけではなく、プライベートも重視した生活を送っています。管理職という立場上、仕事が遅くなる日や休日出勤もあるだろう、と覚悟していたのですが、ファーストコネクトは何時までに仕事を終わろうと決めたら、きっぱりと業務を終了するカルチャーがあり、オンオフのメリハリが付いています。

そのためフリーに使える時間が十分に確保できているので、平日は水泳に行き、休日は読書や料理を楽しむなど、私生活が充実してきたのを感じます。

私の配偶者は新潟出身で、北海道の暮らしは初めての経験でしたが、同じ雪国ということもあって大きな違和感なく楽しんでいるようです。先日は登別にも旅行へ行きました。

転職を考えている人にアドバイスをお願いします。

転職の際に「これが嫌だから転職したい」と考える方もいますが、厳密な意味で自分の嫌なことが100%解消される職場は、どこにもないと考えています。それよりも、「自分がこの会社や組織を良くしよう、課題を解決しよう」と思えるかというポジティブな気持ちを大事に会社・仕事探しをした方がいいかもしれません。

私の場合「北海道に最高のベンチャー企業を創り、その成長環境を北海道の人々に提供する」という理想がプライオリティの一番にありました。前提として自分も転職が一回目であるため、大層なことはまったく申し上げられないのですが、皆さんが一番やりたいことは何かを考え、転職活動の軸にすると良いのかなと考えています。

担当コンサルタントから

コンサルタント 
佐々木 はつみ

池上さんはデジタルマーケティング支援会社の執行役員として活躍。従業員数300人から2,800人への規模拡大と上場の経験をされ、地元北海道で今後成長可能性のあるベンチャー企業に身を置きたいという思いを抱いて転職活動を開始しました。

面談ではビジョンへ向けて必要なことにチャレンジする熱意、努力を怠らない姿勢が印象的でした。具体的な希望を聞き3社をご紹介し、社長の描くビジョンに深く共感した現職への転職となりました。

すでに同社の中心メンバーとして活躍されており、私も大変嬉しく思っています。今後も益々のご活躍を楽しみにしています。

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