2026.06.05
北海道の宇宙ビジネスは、社会実装のフェーズへ。『HOKKAIDO SPACE SUMMIT, SAPPORO LINK 2026』協賛レポート
こんにちは。リージョナルキャリア北海道コンサルタントの續です。
いま、北海道の産業地図がものすごいスピードで進化しているのをご存知でしょうか?
半導体工場の誘致、大規模データセンターの建設、GXへの投資。
そして今、もう一つの軸として急速に存在感を増しているのが「宇宙」です。
2026年6月2日(火)、ホテルニューオータニイン札幌にて開催された『HOKKAIDO SPACE SUMMIT, SAPPORO LINK 2026』に、リージョンズ株式会社(リージョナルキャリア北海道)も協賛企業として参加してきました!
今回はその場で感じた熱量とともに、北海道でいま何が起きようとしているのかをお届けします。
※SPACE COTAN株式会社提供
「宇宙から見える、新しいビジネスの地平」。なぜ今、札幌で
今回のサミットを主催したのは、SPACE COTAN株式会社です。同社は北海道大樹町で「北海道スペースポート(HOKKAIDO SPACEPORT)」の開発・運営を手掛ける企業で、国内最大級の射場整備を牽引してきました。その射場の稼働が目前に迫るなか、今回は初めて札幌での開催となりました。
テーマは「宇宙から見える、新しいビジネスの地平。最前線へ。」。
宇宙輸送の最前線だけでなく、衛星データの利活用、観光、ライフサイエンスといった周辺産業との「リンク(繋がり)」をいかに生み出すかが、議論の中心に据えられていました。
宇宙という領域が、特定の研究機関やスタートアップだけのものではなく、北海道の既存産業全体と結びついていく。その本格的な議論が、札幌のホテルの一室で行われていたというのが率整な印象です。
参加者300名超、満員の会場で感じた熱気
会場は参加者300名超の満員御礼。経済産業省北海道経済産業局の浦田局長による基調講演から始まり、日本を代表するプレイヤーが壇上に立ちました。
※SPACE COTAN株式会社提供
SESSION 01|宇宙輸送
北海道でおなじみのインターステラテクノロジズ株式会社に加え、特に印象的だったのがトヨタ自動車北海道株式会社の登場です。
同社がロケット事業推進室を立ち上げ、品質管理などで深くコミットしているという話は、会場でも大きな注目を集めていました。
製造業が長年培ってきた技術と文化が、宇宙という新しい文脈で再評価されていく流れを、肌で感じる内容でした。
宇宙バイオ実験を手掛ける株式会社IDDKの取り組みも、「ものづくりの延長線上に宇宙がある」という感覚を強くしてくれるものでした。
SESSION 02|宇宙利活用・周辺産業
有人気球による宇宙遊覧を目指す株式会社岩谷技研、そして日本航空株式会社や株式会社JTBが描く「宇宙×ツーリズム」と地域活性化の展望。宇宙が観光や日常のビジネスと結びついていく話は、「宇宙は遠い世界の話」という感覚を静かに更新してくれます。私たちの日常のすぐ隣に、宇宙産業がある時代が近づいていることをリアルに実感しました。
ミートアップで繰り返し出てきたテーマ
セッション後のミートアップでは、起業家やビジネスパーソンの方々と北海道の未来について熱く語り合う時間を持てました。
そこで繰り返し出てきたのは、「宇宙産業の発展が、どんな人材を必要とするか」というテーマです。
ロケットエンジニアや宇宙科学者だけでなく、製造・品質管理・観光・IT・農業・ライフサイエンスといった多様な領域で、新しい活躍の場が生まれていく。
その議論は、私たちが日々向き合っている「地域の雇用と人材」という課題と、確実に地続きでした。
リージョンズでは宇宙・ディープテック領域に特化した転職支援も行っています。今回のサミットを通じて、この領域で果たすべき役割の輪郭が、より鮮明になりました。
おわりに。北海道から、世界・宇宙へ
大樹町の射場稼働を目前に控え、北海道の宇宙ビジネスはいよいよ「社会実装」のフェーズに入りました。
宇宙が特別な産業から地域経済の一部になっていく過程で、どんな企業が生まれ、どんな人材が求められるのか。
その変化を現場で追いながら、企業と人をつなぐ仕事を続けていきたい。
サミットを終えた今、その想いがさらに強くなっています。
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